就活生が、就活が始まると必ず後悔すること

就活生が、就活が始まると必ず後悔すること

こんにちは!
採用担当の池田です。

前回は「夏のインターンに行くこと」をお勧めしましたが、皆さんは無事にインターンに行っているでしょうか?夏でなくとも、秋や冬のインターンでも構いませんので、早めに“就活”を経験して下さいね。

さて今回は、私が延べ10,000名の就活生と密接に関わってきた中で、ほとんどの就活生が就活時に愚痴をこぼす内容について触れたいと思います。皆さんは何だか分かりますか?

最大の敵は面接

少し話は逸れますが、就活生が最も苦戦する選考は今も昔も「面接」です。多くの就活生に面接についてヒアリングすると、下記のような話を多く耳にします。

出来たと思った面接で落ちてしまい、駄目だと思った面接でなぜか通過する

分かりやすく伝えているつもりなのに、全く面接官が理解してくれない

自分より遊んでばかりいる友人の方が、なぜか上手くいっている

面接は不確実性が高いものなので、誰しもが不満は持ちますよね。私も新卒の就活時は根拠のない自信があったものの、なぜか受ける企業で軒並み「お祈りメール」が届いてしまう状況でした。何とか突破すべく、友人に面接で話す内容を聞いてもらったり、ネットや書籍で面接のコツを盗もうと必死で取り組んでいましたが、それでもなかなか上手くいかず・・・面接で落ちると「自分は社会不適合者なのではないか」と疑念を持つようになり、精神的に病んでいた時期を、昨日のことのように覚えています。

少し愚痴っぽくなりましたが、面接は本当に厄介なものですし、これを制さなければ就活を終えることは出来ません。しかし、もし面接で聞かれる内容が事前に把握できていれば、ある程度対策できると思いませんか?

面接で最も聞かれる質問とは

私は以前、延べ10,000名の学生から聞いた面接情報を集計したことがあるのですが、面接で最も多くされる質問が「学生時代に頑張ったことはなんですか」と突き止めたことがあります。既にインターンを受けている方は、書類の段階で既に書いていることですし、就活生であればこの集計結果に概ね賛同頂けることと思います。そして、多くの就活生が「頑張ったことなんてない!」と愚痴をこぼすのは毎年の恒例行事でしょう。

学生時代に頑張ったことをでっち上げる学生

「学生時代に頑張ったこと」が最も多く聞かれる質問なので、就活生は必死になって用意します。しかし、残念なことに多くの学生は本気で頑張った経験が少ない現実に焦りと不安を感じるのが大勢いるのが実情です。それはなぜでしょうか。

私が思うに、これは本人の責任というよりも、日本における大学の在り方に原因があると考えています。そもそも日本の大学は「人生の夏休み」と言われるように、どうしても遊ぶことが良しとされています。もちろん本人が夢中になって取り組むことができる遊びなら良いのですが、入りたくもないサークルに入ったり、好きでもないお酒でどんちゃん騒ぎをしたりと、非常に無駄な時間を過ごしている人が多いようです。

そのため、大学入学直後から周りの雰囲気に流されて、漠然と過ごしてきた人は就活時に後悔することになります。しかし一方で大手企業は高いレベルが求められるので、何もしてこなかった方は非常に焦ります。ではそのような就活生はどうするのか。

実はそこで話をでっち上げる方向に徐々に進んでしまう就活生が出てきてしまうのです。多少の誇張表現は致し方ないものの、私が過去見てきた方の中には下記のような例がありました。

単なる海外旅行を、海外留学と偽る

1回しか参加していないサークルで、あたかも没頭していたように話す

ゼミはほとんど参加していないのに、先輩の研究をあたかも自分が取り組んでいるように伝える

上記はあくまで一例ですが、これらが横行しているのが今の就活なので、残念ながら企業と就活生双方にとって最適なマッチングが出来ているとは言えないでしょう。

面接官はあなたの本質を見抜くことは出来ない

ちなみに余談ですが、面接官の立場として1つだけ伝えておきたいことがあります。それは、「面接だけでは、候補者の方を理解することはほとんど不可能」ということです。

新卒の就活生の中で、ある意味で面接官は神格化されていることがありますよね。例えば、

  • 面接官に嘘は絶対に通用しない
  • 3分話しただけで、自分の特徴や性格を全て言い当てられた
  • オフィスビル入り口から出口に至るまでの全ての所作や振る舞いも観察し、選考の判断基準としている

などなど。

はっきり伝えておきますが、どれも大きな間違いです!(③に関しては一部真実かもしれませんが)そんな神様みたいなことが出来ていれば、もっと違う職業で大いに活躍できることでしょう。

面接官は面接そのものには慣れているかもしれませんが、だからといって候補者の全てを見抜く能力が身に付くと言えばNOです。実際、就活ノウハウの塾や書籍が溢れかえっていることが、それを裏付ける証拠でしょう。

ですので、仮に面接が上手くいかなくても、「面接官と合わなかった」と思うことが最も正しいことです。ノーベル賞を受賞した田中耕一さんは新卒時にソニーの選考で落ちていますし、星野リゾートの社長である星野さんは、「俺には面接出来ないから、俺は面接に参加しない」と言っているほどですよ。

嘘がばれないなら、でっち上げはOKなのか

しかしここまで読み進めた人にとっては、「面接官は嘘が見抜けないなら、就活生は話をでっち上げても良いんじゃないか」と思うかもしれません。

それに関して私の意見を伝えると、「嘘を付くのも全て自己責任」と考えています。嘘を付くことを擁護するわけではございませんが、嘘が仮にばれたときには残念ながら誰も責任は取ってくれません。ただ自分の頭でしっかり考えた上で、戦略的に多少の嘘を交えることに本人が納得したのであれば、ぜひばれないように振る舞っていれば問題ないかなと考えています。

しかしなぜ私が嘘に対してそこまで強く否定しないのかと言うと、「話の内容以上に、話している印象や雰囲気、所作を重要視しているから」になります。

就活生は話す内容を重要視していると思いますし、実際それは間違いのないことですが、就活生が考えているほど、話の内容を重要視している面接官は少ないように思えます。

ちなみに皆さんはメラビアンの法則を知っていますか?

アメリカUCLA大学の心理学者/アルバート・メラビアンが1971年に提唱した概念。人物の第一印象は初めて会った時の3〜5秒で決まり、またその情報のほとんどを「視覚情報」から得ていると言う概念。メラビアンが提唱する概念において、初対面の人物を認識する割合は、「見た目/表情/しぐさ/視線等」の視覚情報が55% 、「声の質/話す速さ/声の大きさ/口調等」の聴覚情報が38%、「言葉そのものの意味/話の内容等。」の言語情報が7%と言われている。
引用:メラビアンの法則とは

面接官は毎日多くの学生の面接を実施するので、正直なところ疲れが出たり、飽きがきたりが出てきます。そのような状況の中で1人1人の話を覚えておくことは難しいですが、視覚から伝わる印象は覚えておきやすいでしょう。
(中学高校時代を思い出してほしいですが、先生の話の細かい内容はほとんど忘れていると思いますが、先生の印象は今でも覚えていますよね。それと同じ理論です)

頑張ったことが無い人はどうしたら良いのか

少し話が逸れたのですが、では学生時代に頑張ったことが無い人はどうすべきなのか。下記に頑張ったことのレベル別対策方法(嘘をつく方法以外)を明記したので、ぜひ参考にして下さい。

 
レベル 状態 対策
レベル1 ほとんど何もしていない方(事例:アルバイトやサークル、ゼミ等の課外活動に一切参加しておらず、学業もほとんど頑張っていない) 残念ながら大手企業への入社は相当難しいでしょう。また中小やベンチャーも狭き門であることは変わりません。そのため、新しく熱中できる活動を見つけるか、キャラ採用を目指して印象面を最大限良くすることをお勧めします。
レベル2 本気で取り組んだ経験が無い方(アルバイトやサークル、ゼミ等はとりあえず参加していたが、ほとんどモチベーションが無い状態) 事実を整理し、伝えるべきことと伝えるべきでない点を認識しましょう。本人のモチベーションはどうあれ、行動してきた事実をしっかり整理することが必要です。
レベル3 本気で取り組んだ経験が1つしか無い方 自信のある1つの経験を徹底的にブラッシュアップすると同時に、高校時代の経験で頑張ったことが無いかを整理しましょう。「学生時代に頑張ったこと」はもちろん大学時代の話を聞いていることが多いのですが、高校時代の話がNGという前提はございませんよ。

レベル2の対策について少し補足しておきましょう。例えば下記のような例があったとします。

  1. サークルで文化祭の出し物を計画していた
  2. モチベーションは無かったが、さぼると周りから嫌われるので、とりあえず出来そうな会計担当になる
  3. ミスすると怒られるので、収支の確認は最低限漏れが無いようにしていた
  4. 無事に文化祭を終了することができ、会計上の問題も発生しなかった

これだけ見ると、残念ながら「モチベーションが無く、受け身な就活生」と判断されてしまいますが、少なくとも無事に担当職務を全うしたことには変わりません。また、「さぼると周りから嫌われる」等のネガティブなことも敢えて伝える必要はありませんし、もし聞かれてもしっかりその真意を整理する必要があります。つまり下記のような論理展開を突き詰めて頂ければと思います。

「さぼると周りから嫌われる」とあるが、なぜそう思ったのか

集団で物事を進めているときに、一人だけ方向が違うことを取り組むと全体の士気や統率に悪影響を及ぼすと考えたから

これは中学校時代の部活で、さぼるメンバーがいたことで真面目に練習していた自分たちの士気が下がった経験が起因している

面接の際に「なぜあなたは会計担当をやったのか」と聞かれた場合は、「会計の職務自体に興味があったわけではないが、中学時代の経験からサークル全体が一致団結して同じ方向性を向かないと成功しないと考えたので、自分にできることは何かを考えて会計担当になった」と言えば問題ないでしょう。

この辺りを「受かるためのテクニック」と悪い見方をする方もいるかもしれませんが、私は伝え方一つで相手の印象が変わってしまう面接においては重要なことだと考えています。

初対面の人に与える印象、知っていますか?

まとめになりますが、話す内容にこだわることも重要ですが、頑張ったことに関しては就活の時に後悔しても手遅れになっていることがほとんどでしょう。そのため、就活真っ只中の方であれば、印象面を工夫するほうがよっぽど面接の通過率に好影響を与えると思います。そこで自身の印象がどのようなものかを理解するために、ぜひ友人の方やOBOG訪問で会った方に「自分の印象ってどう?」と聞いてみて下さい。もしかすると、自分が思ってもいない印象を与えている可能性がありますよ。

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