社員インタビュー第8弾:修羅場ってどのように乗り越えるんですか???

社員インタビュー第8弾:修羅場ってどのように乗り越えるんですか???

こんにちは!
採用担当の池田です。

今回は多くの修羅場や炎上案件を潜り抜けてきたベテランエンジニアにインタビューしてみました。

【吉倉英貴(よしくらひでき)2001年に大阪大学を卒業後、エンジニアやアーキテクトとして複数企業を経験。2018年12月にコアコンセプト・テクノロジー入社。】

未経験からエンジニアの世界へ

-今までの経歴を教えて頂けますか?

2001年に大学を卒業して、システム開発の会社に就職しました。元々文系だったのですが、当時の就活は分厚いリクルート冊子を見てハガキを送る形式なので、気軽に業界や企業について知ることが出来る機会は今よりも格段に少なかったんですよね。そのため幅広い業界を見ていたと思います。

その中でたまたま見つけたシステム会社が目に留まって話を聞きに行くと、イメージしていたシステム会社とはちょっと違うなと思ってそのまま選考が進み、一番早く内定が出たということもありそのままシステムの世界に足を踏み入れました。

というわけで社会人になる前にプログラミングやIT経験はほとんどありません。「プログラムって何それ?」みたいな感じだったと思います。

以降はマネジメント(管理業務)はあまりタッチしておらず、一貫して技術畑で生きてきました。

そして何社か経験して、2018年12月にCCTに入社しました。入社して2年経ちましたが、月日が経つのは早いですね(笑)

周りの支えがあるからこそ乗り越えられた

-吉倉さんの入社面接は私も担当しましたが、相当な修羅場を経験されてきた印象です。過去の案件で大変だった案件を紹介して頂けますか?

色々ありますよ(笑)CCTの案件では無いので読者の方には誤解がないようにしないといけないですね。

まず思い浮かぶのが約4年前の案件です。火消案件だったのですが、今が5月で、リリースが9月という状況の中で、別チームが開発していた共通機能が全く出来ていない状況。そこをさらにカスタマイズを入れようとする案件だったのですが、そもそも共通機能が出来上がっていない状況だったので、かなり危機的な状況ですよね。
そのような状況下で、社内で手を動かせるエンジニアが10名程度集められ、その中の1人として参画しました。

5月から参画し、お客様に納期変更を依頼しながら何とか終えることが出来たのですが、今思い出してみてもかなりの炎上案件でしたね。

-元にする共通機能が出来上がっていない状況だと、そもそも案件が進まないですよね。なぜそのような事態になったのですか?

元となる共通機能部分は自社で作っていたのですが、社内的にはある程度出来ているという曖昧な認識だったんですよね。ただ、いざしっかり見ると「なんか全然ダメじゃん」ということが判明した感じです。

そこからは本当に大変で、稼働で言うと多い時で月に380時間(残業は200時間以上)でしたね(笑)。さすがに47連勤を経験した時はつらかったです。
朝から深夜まで作業しましたし、帰らない日も何日かありました。

-そこまで辛い状況の中で精神的に折れなかった理由は何かありますか?

“過去にもっとやばかった案件”があったのですが、その時の案件と比べると、まだ何をすれば良いのかの道筋が見えていたので精神的にはそこまで辛くは無かったですね。

だからこそ自分でコントロールすることも出来ていました。

例えば47連勤で働く中で、さすがに1日休みたいと思って金曜日の夕方に帰宅して、次の日の15時に仕事に戻るということがありました。
要は「24時間外出する権利をくれ」と周りに伝えた感じです(笑)。

このように大変な案件ではあったものの、自分でコントロール出来ている感覚があったので、そこまで精神的に追い詰められることはなかったです。

-他の参画者で途中離脱者はいなかったのでしょうか?

いなかったですね。振り返ってみればかなりの炎上案件だったとは思うのですが、当時はそこまでどんよりというか、悲観的なムードがあったわけではなかったのかなと思っています。
おそらく理由としては、心配してくれた事務局の方が頻繁に差し入れをくれたり、上司や同僚の方々が「銀座に寿司行こう!」と誘ってくれたりと、色々気に掛けてくれたことが大きかったかもしれませんね。
加えて、ここまでやれば大丈夫というラインも見えていたので、そのために一丸となって走り続けることが出来たんだと思います。

ちょっとした声掛けが救ってくれる

-先に挙げて頂いた“もっとやばかった案件”について教えて頂けますか?

システム刷新に伴うデータ移行の案件で、10年分ぐらいの売上や受注データを新しいシステムに入れる対応をしていました。

移行なので、移行前と移行後にデータが合わないといけないはずなのですが、どうも全然合わない。。。
しかも処理に非常に時間が掛かるので、1つの間違いを修正するのにかなりの時間が掛かってしまう。そのため自分の中でどこまでやったら良いのかという点で先が見えなかったんです。
心が折れるところまではいかなかったものの、いつ終わるのかが見えないという点で一番苦しい案件でしたね。

-なぜデータが合わなかったのですか?

移行するデータが想定通り作られていなかったというのもありますし、10年分のデータなので、過去のデータが今の仕様と微妙に異なっている項目もあったからだと思います。
それに過去にプログラムがバグっていた部分を手動で直したこともあったらしいので、そういうのが積み重なっていくと、「そこのデータ変更していたんですね。。。」みたいなことが多数発生していたんです。

「じゃあそこのデータについては調整した更新データを差し込む処理をすれば良いんじゃないの?」ということでもちろんそうするのですが、それって結局もぐらたたきじゃないの、、、と。

データは何千万件もあるので、やってもやっても終わる見通しが立たず、精神的にかなりきつかったです。

-かなりきついなぜ心が折れることなく続けることが出来たのでしょうか?

愚痴が言えるメンバーがいたのもあるし、当時の上司が色々フォローしてくれていたのが凄く有難かったですね。
例えば自分がやばいなと思った際に、ちょうどいいタイミングで話し掛けてくれるのは大きかった。

自分がどうにもならないと思うと殻に閉じ籠ってしまうことはあると思いますが、そういう時に「吉倉君どうや?」みたいな感じで明るく声を掛けてくれるので、それだけで精神的に助かりましたね。

当時も稼働時間が長く、夜も帰れないことが多々ありましたが、その上司も一緒に付き合ってくれて、最終的にどのように帰着させるのかをしっかり考えてくれ、色々根回しもしてくれていました。

普段から気さくに話し掛けてくれる上司でしたが、きつい時期は特に声を掛けてくれていた印象です。

私がドヨーンと暗い雰囲気を出していたときに、おそらく上司もドヨーンとしていたとは思うものの、その片鱗を見せずに明るく接してくれたのは何よりも精神的な支えになっていました。

-私からの印象として、吉倉さんはいつもニュートラルで怒っているところを見たことが無いのですが、それは意識的に心掛けているのでしょうか?

割と怒ってますよ(笑)でも仕事の時はそこまで感情的になることはないですね。

元々の性格もありますが、最近はあまり決めつけをしないことは意識しています。「あの人が何か言ってくるんだから、おそらく良くないことに違いない」と思っちゃうとその瞬間から話が噛み合わないじゃないですか。

その辺りはここ数年間、コミュニケーションにおいてどのようなスタンスでいるべきかはセミナー受けて実践しながら、ニュートラルに保つようには意識的にしているかもしれないですね。

環境はもちろん重要だが、最終的には本人の考え方が成長を大きく左右する

-炎上案件や修羅場を数々経験してきて、良かったなと思うことはありますか?

成長という部分でしょうか。

自分は何かに秀でているわけではなく、広く平均点が取れるタイプだと思っていますが、吸収力は高い方だと思っております。

炎上案件を担当する際って、とりあえずやってこいと放り込まれることがあるのですが、そこでプログラムの書き方やネットワークの調査手順等、初めてやることがたくさんあるんですよね。初めてやらないといけないことが多い状況だからこそ、必死で覚えようとして今の糧になっている部分はあります。

ある意味強制的に学ばされる場なので、そういう環境は結果として成長に繋がっていると思いますね。

また稼働が高い案件だと、急に来なくなるメンバーが出ることはありますよね。そうなると離脱者を補完するために、他のメンバーがある程度の仕事を網羅的に出来ないといけないのですが、いざとなったら自分が何とかしようとする気持ちはあったので、頭からお尻までしっかり理解しようという姿勢はありましたね。

ただこれは修羅場じゃないと経験できないことか、と言われるとそうではないと考えています。
最近CCTだと優秀な新人が多いので、彼らに教える立場である以上、善し悪しの判断をするためにしっかり勉強していないといけないプレッシャーはあり、現在はそういう意味で勉強しないといけない環境だなと思っています。

-今後炎上案件にアサインされた場合はどんな心持ちで臨むと良いでしょうか?

炎上している時点で、自分達に責任は来ないと思うことが前提ですね(笑)。

背伸びできる機会だと捉えると自分にとってメリットしかなくて、プロジェクトはそれ以上ひどくはならないので、良い意味で無責任で対応できるよとアドバイスすると思います。

-スキルが高い方の多くが修羅場をくぐり抜けている印象ですが、それについてどう思いますか?

修羅場を経験していない方やそれこそ残業無しで働いている方が必ずしも成長していないわけでは無いと思います。私は過去、残業しないために効率的に考えて動いている方もたくさん見てきましたし、そのような方は総じて優秀だったと思います。

ただし、色々考えて動いている方と、のらりくらり楽をしようとしている人は、大体雰囲気で分かる。

労働時間も一つの指標としてはあるのかもしれないが、その濃さについては見えにくい。だからこそ本人の考え方次第ではないかなと思いますね。

-今の新卒は幅広い技術を身に付けたいと思っている方が多いですが、何かアドバイスはありますか?

一番細かい単位、つまりデータはウソつかないのでそこは抑えておくべきということでしょうか。

何かシステムを作りたいとなった際に、データとして考えるとどうなのかという繋がりや仕組みを理解をすることが出来れば、表現はどうとでもなるんですよね。

見せ方ってどうしても気にしたくなるところなのですが、何かが見える裏には必ずデータがあって、バックエンドで色々加工するというのがシステムの難しさであり面白さであり腕の見せ所。

とにかくデータの動きをちゃんと把握するようにしましょう。

例えばExcelとかで関数入れたらこの値になった、グラフが出力されたみたいなケースがあります。多くの人はグラフの見せ方を意識してしまいますが、そのグラフを見せるためには各シートにどんなデータがあって、どんな関数で繋げられてという部分を把握できるかが重要だと思うんです。もちろんこれらは先に考えるか後に考えるかの違いではありますが、私は先に考えたい派。データさえ押さえれば何とでもなるからと思っている方です。

フロントエンドって新しいフレームワークも出ていて、それこそ5年前の知識ではかなり古いと言われていますが、データって簡単には変わらないんです。入れ物や入れ方は変わりますが、何かを取る/加工する、という意味でのデータは変わらないと思っているので、データの動き方を抑えることを意識すれば、エンジニアとして成長していくと思います。

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