産休育休インタビュー

こんにちは。人事労務担当の半村です。
今回は、CCTで産休育休を取得し、第一子の子育てに奮闘中の3名の女性社員にお話を伺いました。

【社員紹介】

大野 梓 所属
入社年
入社区分
職種
復職時期
エンジニアリングプラットフォーム事業本部
2018年
中途
営業職
2022年5月
三辻 千景 所属
入社年
入社区分
職種
復職時期
エンジニアリングプラットフォーム事業本部
2021年
中途
営業職
2023年5月
狩野 綾 所属
入社年
入社区分
職種
復職時期
デジタルトランスフォーメーション事業本部
2019年
新卒
技術職
2023年6月

【当社制度紹介】

在宅勤務制度 顧客都合や担当案件の進捗、チーム運営といった状況によって出社を要する場合もありますが、自宅でリモート勤務することが可能です。
スーパーフレックス制度 当社ではコアタイムの無しのフレックス制度をスーパーフレックスと呼んでいます。社員の約9割がこの勤務体系で勤務しています。
時短勤務 子育てや介護を理由にフルタイムで働くことが難しい場合、時短勤務を利用可能です。

 

先ずは自己紹介を兼ね、近況をお願いします

狩野 1歳2か月の男の子がいます。
産休に入る前までは東京に住んでいましたが、産休に入る前に、実家の近く(関東北部)に転居し、池袋本社までは2時間以上かかります。
復帰初日は出社の予定でしたが、子どもが体調を崩してしまったこともあり、結局出社しないまま復職したので、今日のインタビューのために出社したのが、育休期間から考えると2年ぶりになります。笑
三辻 1歳3か月の男の子がいます。入社3年目の営業職です。
大野 2歳2か月の男の子がいます。営業職です。
半村 みなさん男の子のママなんですね。
大野さんがほぼ1年先輩として子育てされていて、狩野さんと三辻さんは心強いですね。
是非この機会に、子育てママの情報交換もしていってください。笑

 

-それではいまの働き方を教えてください

狩野 2023年6月に復職してから、基本リモート勤務しています。
初めから時短は取らず、フルタイムで復帰しました。
フレックスを活かし、8時から17時を基本の勤務時間として働いています。
復帰当初は育児と仕事の配分が分からずパンクしそうになったのですが、復帰して3~4ヶ月経ってようやく慣れてきました。
三辻 2023年5月に復職しました。
復帰当初は時短勤務をしていましたが、当初3ヶ月で子育てと仕事のペースができたので、8月からフルタイム勤務しています。
ほぼ毎日、営業先のお客様先へ訪問していますが、必要に応じてリモートするときもあります。
個人的には、通勤の間にプライベートと仕事の切替ができて、ちょうど良いと思っています。
勤務時間は、8時~17時もしくは8時半~17時半を基本にしています。
大野 2022年5月に復職し、12月までは時短勤務をしていました。
フレックス制度とリモート勤務の制度が利用できるため、2023年1月からフルタイムに戻し、現在に至っています。
いまは週3でリモート、週2が出社といったペースで勤務しています。
出社かリモートかによって多少前後しますが、8時過ぎから17時過ぎが基本の勤務時間です。
半村 皆さん、仕事と家庭を上手く両立し、お子さんが小さい段階からフルタイムで勤務いただいているのですね。
そういった働き方に会社制度が少しでも役立っているのであれば良かったと思います。
ただ、案件や仕事の役割、お子さんや家庭の事情が変わり、フルタイム勤務がつらいと感じるときが出てくるかもしれません。
時短制度は小学校就学前まで取得可能です。つらい、大変と思い詰める前に、時短制度が利用できることを思い出してくださいね。

 

-ご家族などのフォローについて教えてください

狩野 夫もエンジニアでほぼフルリモートなので、結構協力してもらっています。
夫婦で勤務時間を1時間ずらし、朝は私が始業が早い代わりに夫が子どもを保育園へ送り、夕方は私が早めに終業してお迎えをしています。
保育園へのお迎えはできるだけ早めにと思っているのですが、リモート&フレックスという会社制度と夫の協力で実現できています。
また、夫は料理が得意なようで、子ども分も含め食事の支度はほぼやってくれます。
三辻 夫の仕事がとにかく忙しく、休日もほぼ仕事で出かけています。
子どもの保育園への送りは週2~3で夫が担当し、協力してくれていますが、それ以外はほぼワンオペになっています。
仕事にやりがいを感じて頑張っているので応援はしていますが、身体を壊さないよう、無理し過ぎないようにとは心配しています。
大野 夫の勤務体系がシフト制で土日出勤もあるため、夫のシフトに合わせてスケジュールを組んでいます。
夫のシフトによって、子どもと夫がなかなか会えないときがあり、自分が大変というよりはそこが心配になるときがあります。
半村 役割や物理的に可能な範囲も異なり、結果当然に分担は異なると思いますが、双方で労わり合いながらフォローしていることが伺えますね。
良い関係性で、見習わねばと思います。

 

-育児と仕事の両立において、何か困っていることはありますか?

三辻 フレックス制度があり、勤務時間に融通をつけやすいので、そこまで困っていることはないです。
ただ、子どもが体調を崩したとき、リモートであれば看病しながら勤務できると思っていたのですが、やはりちゃんと休みをもらわないと看病は難しいということがわかり、それは意外でした。そんなときは、どうしても今日中にやらないといけないこと、自分でしかできないことだけ優先して対応し、あとは割り切って休むことにすることにしています。
職場の理解があり、協力してくれること、そしてフレックス制度があることで何とかなっています。
フルフレックスの制度があって本当に良かったです。
大野 子どもが小さいときは、具合が悪いときも傍に寝かせて仕事ができていましたが、子どもが大きくなったら却って仕事ができなくなったことは意外でした。
子どもが成長することで意思を持って動くようになり、話しかけてきたり傍で動き回ったりするので、中々仕事に集中できません。
これまでとは違う苦労が出てきたと思っています。
半村 おお、なるほど、成長すると悩みや困りごとが変わってくるのですね。
周りの理解があり、仕事の調整に協力してもらえる職場環境があるのは良かったです。
皆さんが、普段責任感を持って仕事されていることを、上司や同僚が分かっているからというのもあると思います。

 

それではここから徐々に時間を遡ってお話を聞かせてください

-復職を控えて気になったこと、不安に思ったことはありますか?

大野 あまり心配していませんでした。笑
これまでもどうにかしてきたし、上司や同僚の理解もあるので、何とかなるだろうと思っていました。
三辻 子どもが体調を崩したら休みが長引き、周りにどれだけ迷惑を掛けるかを心配していましたが、思ったより子どもには回復力があり、そこまで長期で休まなければならないことが無くて安心しました。
半村 個人差があるとは思いますが、思ったよりスムーズにいった感じですね。
正しく、案ずるより産むがやすしかもしれないですね。笑

 

-育休中の会社とのかかわり方はどうでしたか?

半村 出産報告、保活のための証明書発行、復職時のやり取りなど、休職中は会社とは限られた接触になりますが、頻度が少ない/多い、こういったやり方が良いなど、何かご意見はありますか?
これまで休職中の会社貸与PCとスマホ返却を徹底できていませんでしたが、今後はこちらの徹底を検討しており、この点についてもご意見を伺いたいです。
3人 適度だったと思います。
必要なときに連絡をとることができ、対応もスムーズだったので、特に困ったことはありませんでした。
三辻 個人的には、会社貸与PCとスマホ返却の徹底は賛成です。
やり取りはプライベートの連絡先を使ってもらった方が、会社メールを意識しなくて済むので良いかなと思います。

 

-保活には苦労されましたか?

狩野 MAXの3園で申し込んだのですが、人気園だったようで全滅し、4月入園は失敗しました。
1歳入園を目指しつつ、引っ越しのタイミングだったので引っ越し先に候補を移したら、たまたま空きが出て5月に入園ができました。
結果的には家から5分くらいの保育園に入れたので良かったです。
三辻 12月締切だったので、9月頃から動き始め、家から近くて良さそうな3園で申し込みました。
コロナ禍だったので内覧できない園も多かったのですが、内覧できる園で自分確認した上で選びました。
第一志望で決まりました。家からも駅からも1kmほどあるのですが、決め手は園庭のあるところでした。
4月はまだ10ヶ月で、0歳児だったから入れたと思っています。
大野 私の場合は10月締切だったので、夏に動きました。
7月に生まれて、8月には活動していたので大変でした。
結果、第一希望に入れたのは良かったです。
半村 皆さん、結果オーライではあったのですね。
皆さん1歳を超える延長はせずに済んで、一般的に考えるとスムーズな方だったのかなと推察しますが、やはり当然苦労はありますね。
現在はそれぞれの園に満足されているようで良かったです。
大野 そうそう、皆さん、地域の園の情報がとにかく集まらなくて困りませんでしたか?
市のHPもわかりにくい、口コミサイトも情報が乏しい、あっても更新日が古いなど、特にコロナ禍で行動制限も多かったので尚更困った記憶があり・・・
狩野・三辻 困りました!笑
保育園見学で出会ったママ同志で情報交換するのが一番有益な情報だったと思います。
もう少しインターネットで収集できる情報が充実すると助かりますね。
半村 なるほど。
社会的に、以前に比べると産休育休や子育てに対する理解は深まり、環境改善があったと思いますが、まだ改善できる余地はありそうですね。
コロナ禍において新たに発生したあるいは顕在化した課題もあると思うので、そういったことがひとつずつ解消していくと良いですね。

 

続いて産休育休を取る前のことを伺います

-お休みの申し出をされる際に、困ったことや気にしたことはありますか?

大野 申し出のタイミングと誰から報告するかは気を遣いました。
妊娠が分かったのが11月だったので、会社で来期の組織や予算を計画している時期で、早めに申し出た方が良いという思いと、一方で安定期に入ってから話したいという思いとでいつ誰に報告するかは結構迷いました。
半村 具体的にはどんな順で報告されましたか?
大野 先ずは、当時の副本部長に相談しました。
育休取得の先輩だったこともあり、とにかく彼に相談!と思いました。笑
その後は本部長、チームリーダー、チームメンバーという順に、そう時期は前後せずに報告したと思います。
そう言えば、会社への申し出の方が両親への報告より早かったですね。笑
半村 そういう配慮ができるから、大野さんは皆さんに信頼されるのですね。笑
以前行った男性育休インタビューの際、「自分が若手社員の先例になれば良い」とお話されていたのですが、正しくその思いが届いていたってことですね。
三辻 私は、身近な環境に大野さんがいたので、妊娠の報告もしやすく、安心して休みも取れました。
開始時に限らずいまもですが、上司や同僚からも何か困ったら大野さんに聞けば良いよと言われます。
常に少し先を行ってくれる先輩がいるのは心強いです。笑
半村 狩野さんの場合は、同じ所属に産休育休を取得した女性の先輩がいませんでしたが、先例が身近になという点でハードルはありましたか?
狩野 そうですね、確かに身近に先例はなかったと思います。
ただチームリーダーも話しやすい方ですし、所属も理解のある雰囲気なので、特に言い出せずに困るといった状況はありませんでした。
半村 それは良かった。皆さんの環境が、言い出しやすい環境にあるようで安心しました。

 

-働きながらの育児は大変ですか?

3人 働かないという選択肢はなかったので、ある環境の中でどうやりくりしようかということしか考えていませんでした。
家族や職場の理解と協力を得て、大変なこともありますがなんとかやっています。
三辻 産休育休の時間は有難かったですが、曜日感覚が無くなるなど、社会とのつながりが無くなる感覚がありました。
私は、仕事は気分転換にもなり、大事な時間です。

 

-CCTの制度の良いところを教えてください

3人 とにかくフレックス制度が助かっています。
フレックス制度のお陰で、時短を取らずに勤務できていると思います。
大野 時間休も使い勝手が良く、良い制度だと思います。
業務都合でシフト勤務が必要な方も、時間休の制度があるので、比較的業務調整を付けやすいのではないかと思います。

 

最後に

-今後産休育休を取ろうとする方、子育てをする方へのメッセージをお願いします

大野 とにかく気負わないことが一番だと思います。
窮地に陥ったり困ったりしたときは、上長に相談すれば何かしら引き受けてくれる社風なので、安心して頼って大丈夫だと伝えたいです。

 

皆さん、当然のように強い責任感を持って仕事をされている一方で、仕事でもプライベートでも気負わず自然体で向き合っているそのバランスの良さがとても印象的でした。環境に甘えるのではなく、信頼関係があるからこそ頼るときには頼るということができていることが感じられ、見習うことしきりのインタビューでした。

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