就活生を抱える保護者に知っておいてほしいこと

就活生を抱える保護者に知っておいてほしいこと

こんにちは!
採用担当の池田です。

早速ですが、映画「何者」って見たことありますか?朝井リョウさん原作の就活を題材にしたストーリーで、有村架純さんや佐藤健さんといった豪華若手俳優陣が出演したことでも話題になりましたよね。

細かい内容は割愛しますが、リアルな就活が描かれているので、多くの方の共感を生んだと当時は話題になったものです。

今回のメインテーマに絡むことですが、今の就活の何が大変なのかを理解するためには、「何者」を見ることをお勧めします。

  • 中々内定が取れない苦しさ
  • 情報過多による混乱
  • SNS台頭により、周りと比較せざるを得ない状況

私自身の就活はスマホやSNSがそこまで流行する前だったのですが、現在の就活には絶対に戻りたくないなと思う今日この頃です(笑)

さて、本日は就活生を抱える保護者について触れたいと思います。

保護者世代の就活と現在の就活は何が違う?

私の時なんて簡単に大手企業に内定したわよ
なんでうちの子が就活に決まらないの?
うちの子の大学で就活が上手くいっていない人なんて一人もいない

上記の言葉は就活生を抱える保護者であれば、つい言いたくなる言葉ではないでしょうか。しかしそれを言った時点でお子様に大きな精神的ダメージを与えることになるので、絶対に禁句です。

というより、私自身は就活の話をすること自体、大反対です。

その理由は別途説明しますが、そもそも保護者世代に比べて今の就活の方が難しいと言われています。

就活の難易度を示す指標の一つに、有効求人倍率がありますが、下記がバブル崩壊後からの変遷です。


※厚生労働省「一般職業紹介状況(平成30年5月分)」より抜粋

ここで注目してほしいのは、数値上は今の時代も保護者世代の就活(1990年後半から2000年前半)と変わらない、もしくは今の方が就活は簡単であるということ。バブル崩壊直後やリーマンショックの際は一時的に落ち込んだ時代もありましたが、総じて市況は昔に比べて悪くないんです。

つまり、今の就活は“数値上”だけ見ると難しくないんです。

にもかかわらず、今の方が難しいと言われる理由は何なのか。

それは就活の大学受験化が影響していると思います。

細かいことは割愛しますが、ITの発達によって、

  • ボタン一つでエントリーできることによる、大企業へのエントリー集中化
  • SNS発達による、他人の就活状況情報が容易に入ってくる状況
  • 選考情報の見える化による難易度激化

が起きています。

上記により、一部の超人気企業にエントリーが集中したり、周りの目を気にして興味のない企業にエントリーしたり、※就活マシンと呼ばれる就活生が生まれてしまっているのです。

※就活マシンとは
どんな質問に対しても事前に用意した一問一答集によって、完璧に答えられるように対策した学生を指す。
精錬された学生の中には、すぐに答えられる質問でも“敢えて”その場で考え込んで答える演技する猛者もいる。

保護者×就活の現状

最近は保護者が就活に関わる機会が非常に増えていますよね。ネットで検索しただけでも、

  • 保護者のための就活講座
  • オヤカクを取ろう!人事向けセミナー
  • 失敗しない親子就活セミナー

などが山ほど出てきます。

昨今の就活で、保護者による過度な就活への介入が話題になっていますが、個人的な意見としては、今も昔もそこまで大きく変わらないのではないかなと思っています。

というのも、今も昔も保護者にしてみれば子供の人生の岐路(受験や就活、結婚や出産等)については気になるものであり、ついつい人生の先輩としてアドバイスをしたくなるものです。

受験についてガミガミ口を出す家庭は就活でも口を出すと考えているので、「保護者による就活への異常な介入!?」みたいな記事は、正直メディアが煽っているとしか思えません。

就活生を抱える保護者が絶対にしてはいけない3つのこと

さて、このテーマの本題になりますが、これから就活生を抱える保護者に向けて、私なりのアドバイスをさせて頂きます。

ちなみに最初に断っておくと、私は保護者が子供の就活はもちろん、受験に対して過度な介入することは大反対です。理由としては、自分の人生は自分で決めるべきであり、その責任が伴う年齢に達していると考えているからです。

ただ、そうは言っても各ご家庭の教育方針がありますし、就活の時だけ放任するわけにはいかないでしょうから、今回はしてはいけないことに絞ってお伝えしておきます。

①特定の業界や企業に対する主観を伝えること

これは私自身の話ですが、

  • ●●企業は給料がそんなに高くないからねー
  • 保険業界受けてるの?(怪訝そうな顔で)

と非常に些細な発言に対してイラっとしたことを覚えています。
私自身は親に就活の相談は一切したことがなかったですし、親の意見ではなく自分の考え(世間体はめちゃくちゃ意識していましたが(笑))で決めようと思っていたのですが、そうは言ってもやはり親の考えは気になるものです。
些細な言動にこそ、子供は敏感になるので、子供の意思や考えをまずは受け入れる姿勢で接することをお勧めします。

②比較すること

「お隣の●●くんはもう就活終わったみたいよ」「俺の時の就活は~」という発言は控えましょう。就活生の心境は「自分だけ失敗したらどうしよう」と不安な中で過ごしているので、そのような状況で周りと比較するような発言をすると、
お前はダメな奴
と言われていると変に受け取られる可能性ありです。

③企業=大手企業と決めつけていること

これは無意識のうちにやってしまいがちなんですよね。企業の規模や社格にとらわれることなく、仕事内容そのものにフォーカスしたアドバイスであれば良いのですが、会話をする中でどうも大企業が前提として話が進んでいる状況は頻繁に起きてしまいますので要注意を。

ここまでベタな話をしましたが、、、

はっきり言って、学歴ヒエラルキーに乗った人生を送っていた方やそのご家庭は、就活の時だけその意識を変えるのはほぼほぼ不可能だと思っています。

そもそも保護者の中で、超一流企業に入社してほしいという願いは噓偽りのない想いなので、それを避けることの方が無謀ですよね。

じゃあどうすべきか。

残念ながら、明確な答えはありません。

ただ私自身が多くの就活家族を見て思うことは、
認めること
だと思っています。

例えば、大手企業vs中小企業。
お子様がもし中小企業を受けているまたは入社することを知った時、どのような反応をされますか?

  • 中小企業の方が裁量を持ちながら、自分のスキルを身に付けることができると考えて選んだかもしれません
  • 大手企業に落ちて、仕方なく中小企業を選んだかもしれません
  • そもそも企業規模は一切考えておらず、優秀な先輩の勧めで選んだかもしれません

就活は嫌でも考えざるを得ない状況に追い込まれることがあるので、そのような考えや背景を知らずに、「大手企業の方が良い」と伝える、もしくはそのような素振りを見せてしまうことはお子様を追い詰めることになりかねません。

就活で人生を狂わせてしまう方もニュースで見たりしますが、その多くが周りからの期待やプレッシャーを勝手に背負ってしまった結果だと私は考えております。

就活を楽しいと言っている方も多く見かけますが、それは成功している方だけです。

就活のどこが楽しいのかいまだに私は分かりません(笑)

「就活で成長した!」と発言している方の気持ちも全く理解できません(笑)

就活は苦しく、嫌な場面に遭遇する機会も多いと思いますが、最も身近な存在の保護者が自分自身を認めてくれない“敵”となってしまうと、本人にとってはさらに辛い状況に追い込まれてしまいます。

何気ない一言、何気ない表情、何気ない素振りに注意して、ぜひお子様を認めてあげることを意識し、接することをお勧めします。

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