転職直後で張り切り過ぎないはウソ!ルーキースマートを活かしまくれ!

転職直後で張り切り過ぎないはウソ!ルーキースマートを活かしまくれ!

こんにちは!
採用担当の池田です。

少し前にホリエモンが、
電話してくる奴はクソ
という発言をして物議を醸していましたが、個人的には結構賛成派なんですよね。

単純に24時間ある中で、電話に出られる時間帯ってそもそも多くない。

自分が有給の時に着信があるとめちゃくちゃ萎える。

そして多くの場合、電話するほど重要な要件ではない。

もちろんメールやチャットツールだけでは無機質になってしまうので、コミュニケーションの1つとして電話を使い分けることも重要だと思いますが、にしても頻度として多過ぎる人はいますよね。

そして相手の時間を強奪するというデメリットに加えて、認識齟齬が生まれやすいのも嫌な理由。

テキストに残る形で伝えた方が間違いなく伝わることが多いし、後でトラブルになった時も色々安心。

ということで、ぜひ私宛に何か連絡がある場合は、まずチャットツール等で連絡頂けると助かります(笑)

あっ!絶対に止めてほしいことが、着信だけ残すこと。それ以前のコミュニケーションで電話の要件が予想出来れば良いのですが、久しぶりに電話の着信がある方だと要件が非常に気になる。
にも関わらず、メールやチャットで軽く要件をくれないとただただ不安になる。というより折り返しマスト?と思ってしまうので、控えてほしいなぁと思う、今日この頃でした。

さて今回は転職直後の話をさせて頂きます。

転職直後は成果を出しにくい

初めての転職を決め、いよいよ入社初日を迎えたあなた。
前職ではそれなりに実績を上げて評価も高かったあなたですが、新天地ではあなたの信用は実績を出していないという意味ではほとんど無いに等しいので、頑張らなければいけません。

さて、あなたはどうしますか?

転職直後は、多くの方が期待と不安が合わさった気持ちで迎えていると思います。
入社して1か月は精神的な負荷が掛かるため、疲労が相当溜まることでしょう。

多くの方が最初は躓き、上手くいかないことに対してストレスが溜まると思います。一応、前職では成果をしっかり上げた方にも関わらず。。。

私が思うに、多くの方が新天地ですぐに活躍できない原因が、
一緒に働く社員
に起因すると考えています。

分かりやすく説明するために、サッカーで例えてみましょう。

あなたはサッカー選手として、1チーム目で活躍し、見事行きたかったチームへ移籍出来ました。

そして移籍直後に試合にも出られるようになり、
ゴール量産してやるぜ!
と意気込みますが、あなたは試合で幻滅することになります。

なぜなら
ボールが全くこない
から。

明らかにあなたはどフリーで、ボールさえくれば確実にゴールする自信はあるにも関わらず、そもそもあなたのことを誰も見てくれない。

時間が経過するにつれイライラしたあなたは、ボールが貰える位置まだ下がると、
お前は前に張っとけ!!!
と言われる始末。。。

そしてそのまま試合が終了し、歯がゆい気持ちを抱えたまま次の練習に行くと、試合でのメンバーの態度が嘘かのように、チームメートは普通に接してくれる。

昨日の試合であれだけ冷たい感じがしたのに、、、気のせいかな。。。

と思い、翌週の試合に臨むと、またしても同じように孤立状態でボールが一切貰えない状況が続く。

そしてそれがしばらく続き、いつの間にかレギュラーを外されて、戦力外へ。。。

どうでしょう、イメージ出来ましたか?
これが企業の転職でも起きているんです。

サッカー選手ほど成果に対して責任を負っているサラリーマンは少ないかもしれませんが、とは言えあなたは同僚でもあり、ライバルでもあるんです。

しかも社内の上司が面接で太鼓判を押した人なので、なおさらライバル心が芽生えてしまいますよね。

結局、スポーツも仕事も、ほとんどがチームで動くことなので、チームメンバーの協力を得ながら進めていかなければいけません。あなたがメッシ級のスーパースターであれば入社直後から多くのサポートを受けることが出来るかもしれませんが、転職直後はそうはいかないことが多いのも現実。

そのために、仕事内容そのもののキャッチアップは非常に重要ですが、それ以上に重要なことが一緒に働く仲間を理解し受け止めること、そして少しずつ信用を積み重ねることに他なりません。

これが出来る人は強いし、プライド高めの方だと苦しむことになる。

あなたが心を開こうとしないと、元からいる社員はあなたに構うことなんてありませんよ。

ゆっくり慣れていけば良いは大間違い

どの世界でも新しい環境に身を置いた方に対して、
ゆっくり徐々に慣れていけば良いよ
とアドバイスする人がいますが、私はあまり賛同出来ません。

むしろ張り切りまくって空回りするぐらいで良いと思っています。

理由として、
あなたの印象は最初の数か月で大体決まるから
です。

転職直後って孤独を感じて不安に思うことは多々あります。私も2回転職を経験しているのでその気持ちは良く分かります。

ただ周りの人って、見ていないようでちゃんと見ているんですよね。。。

例えば挨拶。仮に周りが積極的に挨拶をしない環境であっても転職したばかりのあなたが挨拶をしなければ、
あっ、挨拶しない人なんだな。。。
とネガティブに思われてしまいます。

例えば勤怠。あなたがいくら時間にきっちり管理する人だったとしても、たまたま転職直後に遅刻をしてしまった場合、
あっ、時間にルーズな人なんだな。。。
とネガティブに思われてしまいます。

例えば業務。周りが色々教えてくれるだろうと思って待っていると、
あっ、この人は受け身な人なんだな。。。
とネガティブに思われてしまいます。

つまり、あなたの信用はほとんどない状況からスタートするので、まずは信用を積み重ねることから始めなければいけず、そのために積極的に動かなければ、
仕事が出来ない人
という烙印を最初に押されてしまいます。

そして最初の印象ってその後中々払拭することが難しいので、環境に慣れた後でも色々苦労することになりかねません。

百歩譲って新卒入社の人に対しては周りが温かい目で見てくれて寛容なケースが多いですが、中途の場合はそこまで甘い環境ではないので転職直後の数か月が非常に重要だと思っています。

また、
転職直後に張り切り過ぎると、周りから疎ましく思われるから徐々に進めたほうが良いんじゃないの?
と思う方もいるかもしれませんが、私は一切そうは思いません。

確かに、転職直後から張り切る人に対して、一瞬周りは冷めた目で見るかもしれませんが、
一生懸命な人だな
とは思われます。そしてこの“一生懸命な人”というのがポジティブなことなのか、それともネガティブなことなのかはあなたの振る舞い次第です。

往々にしてネガティブなこととして受け止められるのが、
前職経験を持ち出すこと
です。

前職の経験を活かして行動することは正しいことではあるのですが、それをひけらかして転職先での業務を否定するように無意識的に振る舞ってしまう人は多いですよね。

  • 前職では、●●ツールを使って効率的だったけど、この会社では使っていないんですね
  • 前職では、新しいバージョン使っていたんですけど、この会社で使っているソフトはバージョン古くて使いにくいですね
  • 前職では、今回のようなケースは担当者レベルで判断していましたけど、この会社は上司に確認しなければいけないんですか?

まぁ何となく嫌な感じを受けてしまいますよね(笑)
本人は良かれと思って伝えたつもりでも、周りから見れば「下に見られた」と判断してしまうことに繋がりかねません。

そのためこのようなマウンティングスタンスと思われかねない言動には注意しつつ、前向きに業務に取り組む姿勢を持てば、周りから疎まれることは無いと思います。

ルーキースマートこそ、転職直後のあなたのバリューとなる

ルーキースマートという言葉はご存知ですか?

一般的にルーキーは経験も無ければ能力も無いので大した成果を出せないと思われがちですが、ルーキーだからこそのメリットがありますよね。

  • ベテランに比べて経験が無いからこそ、人の言葉に真摯に耳を傾ける
  • ベテランに比べて能力が無いからこそ、多くのことを学ばなければいけないという危機感があり、学習スピードが速い
  • ベテランに比べて出来ないことが多いからこそ、人に助けを求めることが出来る

どうしても今の環境に慣れてくると、「いつものパターン」で対応することが多くなり、大きなミスはないかもしれないが、大きな成果も期待できないまま終わってしまう。

でもルーキーは前例に捕らわれることなく、ピュアな目で物事を見ることが出来るので、ベテランが見落としている部分から新しい発想を生み出し、イノベーションに繋げることが出来るということです。

またビジネスの世界では「社内政治」が重要視されますが、そういうしがらみを無視して行動できるのもルーキーの強みですよね。
中途の方は新人ではないですが、転職先のルールや風土、人間関係等についてはほとんど無知だからこそ、このルーキースマートを活かすことが出来るんです。

もちろん上記で触れた「前職経験を振りかざしたマウンティングスタンス」では絶対にダメですので、そこに配慮しつつの行動であればOKでしょう。

ちなみに私は多くの転職エージェント業者とお付き合いしておりますが、新卒で入った方(スキルも経験も一切ない)が担当に就いた方が成果に結びつきやすいことが多いと思っています。

当初、某有名転職エージェント業者と契約し、人材業界経験8年の中堅担当者の方とやり取りさせて頂いていたのですが、全く成果に繋がらなかったんですよね。そこで私なりに色々施策を提案していたのですが、どうもそれっぽい理論で交わされることが多く中々成果に結びつく気配がしない。

私よりも知識も経験も豊富の方なので、自分の意見が受け入れられないことは仕方ないと思いつつ、内心では「うーん」と思うことがありました。

そこで思い切って担当者変更をお願いしたところ、新しく担当となったのが新卒入社したばかりの方でした。
しかも7月だったのでまだ入社して4か月しか経っていないピカピカの一年生です。

その時に思ったことが、
この人材会社は弊社に見切りをつけたな
とネガティブに思っていたんですよね。

ただ弊社はまだまだ自力で採用できるほどの力は無いので、人材業者を無下にすることは出来ず、新卒担当者に期待し過ぎない程度に進めていきました。

ところが、、、思いの外やりやすかったんですよね。
というのも確かに知識としては私の方が知っているぐらい無知でしたし、諸々目に余るところがあったのは事実。

ただ打ち合わせでも、変に過去の成功体験がない分、色々な施策を前向きに取り組んでくれ、“否定から入る”ことが無かったので気持ちよく進めることが出来ました。

そして愚直に進めていった結果として、その後は継続的に優秀な方の採用に繋げることができ、本当に頼りにしているパートナーとして現在もお付き合いさせて頂いております。

これこそルーキースマートが良い形で出た例だと思うので、ルーキースマートは本当に重要なことだと思っています。

そして最後に。

これから初めて転職を迎える方に注意してほしいことは、
自分から動かないと、誰も助けてくれない
ということ。

初めて転職する方は新卒で入社するときと同じ感覚を持っている方が一定数いる印象なんですよね。

周りが何でもやってくれるという感覚。

この感覚を持って転職初日を迎えると、正直かなり苦しいです。
というより、この感覚を持っている人は周りから見たらすぐに分かるので、信用という観点で確実に下がること間違いなしです。

そのため、イメージとしては日本人が誰もいない海外に赴任したような感覚で臨むべしだと考えています。

  • 自分のことは誰も知らないだろうからこそ、積極的にコミュニケーションを取って、自分を知ってもらう
  • 従事すべき業務内容についてドキュメントで全てしっかりまとめてあると思わず、分からないことは積極的に質問し、自ら情報を掴みに行く
  • 業務の全体像が掴めていない中での会議に参加したら、必ず1回は発言する

中途は新卒とは違い、原則即戦力です。もちろん入社してすぐにバリューが出せないことがほとんどではありますが、いかに早くバリューを出せるかを考えて動かなければいけません。

海外の場合は最初の試用期間やインターンシップの数か月で、それなりのバリューを出せないと平気で切られます。徐々に慣れていくという感覚は無く、それこそ入社初日から積極的に動かなければそもそもクビになってしまう危機感があるので、その姿勢は見習わないといけないなと考えています。

1社で生涯働き続けるという考えから、転職が当たり前になっている転換期になっている今だからこそ、転職直後に思わぬカウンターパンチを食らう方が少なくないので、ぜひこの記事を参考に過ごしてみて下さい。

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