金属加工現場とIoTのあれこれ

はじめに

Orizuru Gatewayの開発担当をしています。エンジニアの「こみやま」です!このブログではIT×製造業関連の話題を中心にIoTを考えて行きたいと思います。とは言え、いきなり本題に入っても馴染みの無い単語が飛び交う格好になってしまうと思いますので

初回はITエンジニアとしては「変わった経歴だね」とよく言われる私のバックグラウンドを書こうと思います。

略歴

私はCCT入社以前は金属加工業を営む企業にて約4年間加工者として働いていました。
企業規模としては加工者が10名程度、工作機械の設備種類は

  • 3軸マシニングセンタ
  • 5軸マシニングセンタ
  • NC旋盤
  • 汎用フライス
  • ワイヤーカット
  • 平面研削盤
  • ロータリー研削盤
  • ボール盤、グラインダー、鋸盤

上記の様な設備でした。 馴染みのない方には既に???な単語が並んでいますよね! ただ、工作機械って非常に精巧に作り込まれていて、何よりかっこいいんですよ!!(※個人の感想です)
工作機械に関する話題も今後のブログでは取り上げたいと思います!

そもそも金属加工の業務ってどういった事をしているのか

「ただざっくばらんに鉄を削っている?」そんなイメージを持たれている方もいらっしゃるかと思いますが実は意外と幅広い業務なのです!企業により任される業務の幅や比率は異なると思いますが
私が加工者として携わっていた業務は以下のようなものがありました。

  • 工作機械のオペレーション(ワイヤーカット1台、平面研削盤2台)
  • 加工後バリ取り、ヤスリがけ
  • 加工スケジュールの管理
  • 工程内検査
  • 新規製品の工程、加工方法検討
  • CAD, CAMを用いた加工プログラムの作成
  • 加工治具の設計、製造、管理
  • 加工データの記録
  • 担当工作機械のメンテナンス
  • 手作業によるミクロン単位の平面仕上げ
  • (上司、先輩に怒鳴られる。。。)

などなどです。 意外と加工1つとっても様々な業務が有りました。
上記の大半の業務を手書き、手入力、手作業で行っていました。

私の思う製造業とITの繋がり方

IoTとしてよく話題になる加工データの収集、可視化によってなされる事として

  • 技術データ記録コストの削減、自動化、また、これによる技術継承(共有)のサポート
  • 加工+段取り時間の見積自動化
  • 収集したデータを解析することによる品質向上(不良品削減)

などなど、挙げれば無数にあるわけですが、具体的な業務上の課題をどのように改善したいというイメージを持っているかが一番大切だと思います!

同じアプローチでもA社には価値が無くても、B社には価値が見出だせると言った事もあります!

その改善活動を実現する方法としてITを用いる手段を検討すると良いかと思います!

まとめ

馴染みのない単語も多かったかと思いますが今後のブログではIT業界の方が知らない製造業、製造業の方が知らないIT業界について個別にテーマを設けて取り上げていきたいと思います。製造業とITの双方の立場のエンジニア経験を活かしてIoTに繋がるものをお伝えできたら幸いです!

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